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2000/10/17 トーヨーエイテック、「国際工作機械見本市」に3機種出展
―リモートメンテナンスシステムも初公開―



工作機械メーカーのトーヨーエイテック株式会社(本社 広島市南区、山本克明社長)は来る10月28日から11月4日まで東京ビッグサイトで開かれる「第20回日本国際工作機械見本市」に新型機2種を含む3機種を出展する。また、同時に新たに開発したリモートメンテナンス(遠隔故障診断)システム「TOREMASY(トレマシー)」のデモンストレーションも行う。

<出展機・システムの概要>

T-11L19
去る3月に発売を開始したT-11L機に新開発のNC主軸自動スイベル装置をオプションとして追加したもの。高精度なテーパー内面が求められる金型部品、光学部品なども省段取りで加工できる内面研削盤。

T-10N97-23S
量産型内面研削盤として好評を得ているT-10N機に新たに2頭の流体軸受け主軸を搭載した。これにより、エンジン用噴射ノズル、燃料ポンプ部品などのシート面、内面、端面を同時に加工することが可能となった。

T-31N
超砥粒砥石対応の高剛性マシンとして好評を得ているCNCホーニング盤。コンプレッサ部品などの直角精度を向上させる機能をオプション仕様として設定している。

TOREMASY(トレマシー)
パソコンとインターネットを利用してお客様に納めた機械の不具合を診断するシステム。お客様側のTOYOMATIC(CNC制御装置)にパソコンを接続すれば機械の不具合状況が当社側のモニターで居ながらにして把握することが可能となり、双方が同じ画面を見ながらインターネットで交信出来る。これにより故障の内容によっては電話による指示だけで修理が可能となり早期復旧が出来る。当社から技術者を派遣する必要がある場合でも、事前に詳細な不具合状況が把握出来ているためお客様側での処置がより適切かつスピーディとなる。

<出展機の仕様、価格、販売計画台数>

T-11L19
仕  様本体、高剛性主軸台、主軸NC自動スイベル、高精度AEセンサー付高周波ロータリードレス、エアーレス高速ホイールヘッド(GH187-029)、ダイアフラムチャック
価  格ベース手動機;1,600万円
[オプション]
NC自動スイベル;450万円
高精度AEセンサー付高周波ロータリードレス;150万円
計画台数40台/年(T-11L59オートローダー機を含む)

T-10N97-23S
仕  様本体、流体軸受け主軸、3アームローダー、インアウトシュート、高精度AEセンサー付高周波ロータリードレス、高周波ホイールヘッド(HFD15-035F)、ハイブリッドホイールヘッド(HFD10-06FCエアースピンドル付)、高周波ホイールヘッド(HF02-48),エアー式ダイアフラムチャック
価  格展示機仕様にて4,800万円
計画台数5台/年

T-31N
仕  様本体、取り付け具(バネクランプ)、ホーニングツール
価  格展示機仕様にて1,300万円
計画台数10台/年

リモートメンテナンスシステム「TOREMASY」
発売開始時期、価格など詳細は未定。
(注) TOREMASYはTOYO REMOTE MAINTENANCE SYSTEM の頭文字から名付けたもの。